スターチス / 花伏しほ

作詞作曲させていただきました工具のレンチです。
これからを歩いていくしほさんとしばちゃんへの餞でもあり、しほさんのこれまでを綴った物語です。
これからも応援しております、そして１０万人おめでとう！！！！！

日記です。
長いので気をつけて。
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2月12日
あの人から、毎日寝ているだけじゃつまらないだろうって、これを渡されました。
確かにつまらないけれど、日記を書く習慣なんて無いんだから、すぐに忘れて飽きちゃいますよ。
何を書けばいいか分からないけれど、取り敢えず、今日やったこと、思ったこととかを書けばいいのでしょうか。
寒い日が続きますから、体を冷やさないようにと、羽織は欠かせません。
でも、羽織がお洒落じゃないの。
まだ、針仕事くらいは出来るから、今日はお刺繍をしました。
庭の花を手本に縫っているのだけれど、あのお花は難しいですね。
何というはなだったか、あの人が植えたから、私は知りません。
一輪だけ、早く咲きすぎたようで、あの子が、いつ枯れてしまうか心配です。

2月20日
やっぱり、書くのを忘れていましたね。
まぁ、毎日つけるだけが日記ではないだろうから、これで良しとします。
今日は暖かかったので、クロとお庭を歩きましたよ。
橋の畑の方に行ったら、お隣さんから、大きな白菜を貰いました。
久しぶりに重たい物を持ったので、疲れてしまいましたけど、せっかく貰ったのですから、晩御飯は張り切ってお鍋を作りました。味が濃いものが食べられないので、水炊きなのですけれど、あの人は、味に頓着が無くて助かります。
クロも一緒に食べられますから、本当は良いことずくめなのかもしれませんね。

2月25日
体の調子も、少し良くなっている気がするので、久しぶりに、あの人と街へお出かけしました。
2ヶ月ぶりくらいにお外に出るので、バスに乗るのも、電車を見るのも、帽子を被ることさえ、新鮮に感じます。
相変わらず無口で、あんまり喋ってくださいませんが、私がはしゃぎ過ぎたのでしょう。子どものようだと、笑われてしまいました。
良いのです。それくらい楽しいのですから。
旦那様は、まだ寒いからと、肩掛けを買ってくださいました。
紫の花の刺繍のこれは、きっと、2月の初旬に、気が早く、1本だけ咲いた花のものでしょう。
名前を聞いたのですが、何だったか…ハマ…なんとかだった気がするのですけれど。

3月2日
3月になりました。
だんだんお庭も、春の陽気に近づいてきた気がします。
あのお花の名前、気になり過ぎたので旦那様に訊きました。
「ハマハマサジ」というそうです。
小さいお花をたくさん咲かせるんですって。開花時期が楽しみですね。
お水をあげようとしたら、止められました。
あんまりお水が要らない子みたいです。お花なのに、不思議ですね。
花のことは分からないので、旦那様に任せましょう。休日はもっぱら土いじりのお方です。
クロも真似をして、庭で穴を掘りますが、毎回怒られています。邪魔してないのよね。お手伝いしているのよね。
明日は、お休みなのできっと、旦那様は、春のお花のお手入れをなさいます。
縁側も暖かくなってきたので、私はゆっくり見学していましょう。

3月6日
定期的な、お医者様の検診の日です。
あんまり、いい顔はされませんでした。
分かっているのですけれどね。
痛み止めのお薬を一月分頂きました。
症状を良くするお薬は、もう効かないのだそうで、現状を緩和するものしか出せないと言われました。
それでも良いのですけれどね。
今日の晩御飯は、お隣さんが釣りに行ったと、鱒を貰ったので、焼き魚にしたいと思います。
旦那様は、お魚が大好物なので、あまから、夕食時のお顔が楽しみです。

3月15日
体調を崩してしまいました。
最近、お腹が痛むな、と思っていたら、出血が止まりません。
覚悟は出来ていた筈ですが、いざこうなってしまうと、悲しい気持ちと、やるせない気持ちがありますね。
旦那様にはお伝えしましたが、そうか、とそれだけでした。
少し安心しました。悲しい顔をされたら、私も悲しくなってしまうので。
クロは賢い子です。
お料理中に飛びつかなくなったし、寝る前にねだっていた本の読み聞かせを、ねだらなくなりました。
きっと、私の体調が優れないことに、気がついているのでしょう。
また、お医者様を、お家に呼ばなければいけません。

3月23日
痛みが日に日に強くなって、気絶する日もあるほどです。
痛いなんて、旦那様には言えません。
きっと、心配して、お仕事に行かなくなってしまう。
クロも、毎日寄り添ってくれています。
ありがとう。ごめんね。
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前の文を書いてから、目を開ければ、もう夜でした。
旦那様も帰って来ています。
クロに本を読んであげましょうと言うと、鼻を鳴らして、尻尾をゆるく振るのです。
いい子だね。
じゃあまた明日、お昼にしましょうか。
今日から、おやすみなさいの代わりに、また会いましょうねと言います、と旦那様に伝えたら、またね、と笑ってくれました。
さよならは、言いたくないもので、

1975
元気にしているかい？
君のことを思い出すと、どうにも悲しくて涙がでるから、今日から少しずつ、君の物を減らしていくよ。
自分勝手ですまない。恨まないでおくれ。
でも、君がいつも使っていた黄色い風呂敷だけは、私が持っていよう。
これを無くしたら、君はきっと、出掛けられない、と怒るだろうから。
クロのことも任せておくれ。
散歩も、ご飯も、寝る前の読み聞かせも、これから変わらず続けていく。
よっぽどの事が無い限り、きっとクロの方が早く君に会うだろう。
その時は、二人で僕に会いに来てくれ。
台所を勝手に使ってもいいから。庭を穴だらけにしても、怒らないから。
君が好きだったモクレンの木の下に、この日記を埋めるよ。君が好きだった本も入れておく。
いつか誰かが見つけるかもしれない。
生きていた妻の姿を、僕以外に知ってほしい。
君が誰だか分からないけれど、読んでくれて、ありがとう。

旦那様がクロに絵本の読み聞かせをする時にふと、しほさんのことを思い出して
絵本にシミを作りながら
「しほ…しほッ…」
ってなる所まで想像して泣きました

6年前、愛犬が亡くなったんやけど心配されたくなかったから学校でも家でも全く泣いたりとかせえへんかったんやけどどうしても生きてるころ付けてた首飾り見たら泣いてもてたねん
最近やったらもう見てもおはようとか思えるようになっててそろそろ慣れたかなとか思ったんやけどあかんわこの歌聴いてそのまんまの意味で初めて歌で泣いたからな
お前ら動物なりなんなり一緒に過ごしてるやつがおらんくなってもた時のロス感は超大好きなアニメが終わった時のロス感と比べもんにならんくらい辛いぞ
これから一緒に暮らそうかなとか考えてるやつはそいつを最期の最期まで見届けるってゆう意思持って家族に迎え入れるんやぞ
なんか何が言いたいんかよく分からんくなってもたけどまあ俺は今お別れをした愛犬の実の子供ではって言われてるやつと楽しく暮らしてるでアイコンのやつなんやけど
まあ生きてたらお別れはくるんでねちょっとまあこのコメ書いてる時点で俺は涙腺がやばいんやけどお前らも迎え入れた家族にはいっぱい愛情注ぐんやぞ

4:26 ここ辺りから右下にポツポツって染みが出来てるのは涙…？

黒井しばを初めて知ったような気持ちになってる

深夜テンションで2年ぶりに『昔の話をしよう』の再生リストを開いたんだけどしんどいほどボロ泣きしてる しばちゃん、あんたって子は………

すげぇ…。にじさんじのよくある清楚()じゃなくてガチの清楚だ…。リバーシブルで裏地が真っ黒とかじゃなくて上下左右360°全方位真っ白だ…。某ギの字とは違う完全清楚だ…。

てぇてぇ（未来予知）



てぇてぇじゃなくて「尊い」でした。

スターチス＝ハナハマサジ
生前、旦那さんが買ってきてくれた花だね

スターチス全般の花言葉は「変わらぬ心」「途絶えぬ記憶」。 紫のスターチスの花言葉は「しとやか」「上品」。 ピンクのスターチスの花言葉は「永久不変」。 黄色いスターチスの花言葉は「愛の喜び」「誠実」。

休止期間中の一連の日記シリーズを観終えてからこの曲を聴くとやばいな。
クリエイターとしてのしばちゃんを感じるわ。

これはてぇてぇじゃ無くて



尊い

黒井しばシーズン1のエンディングかつシーズン2の始まりを告げるための曲。レンチさんに感謝

個人的解釈


スターチスの花言葉は「変わらぬ心」「途絶えぬ記憶」
紫のスターチスは「おしとやか」「上品」
黄色は「愛の喜び」


紫はしほさんの羽織に描かれている
黄色はもしかしたらしばのスカーフ？？って考えると


いやもうさ、長編ボイスドラマだしてよ（大泣き）

しばちゃんは、にじさんじのみんなや、リスナーさん達、そしてしほさんや旦那様のおかげで毎日楽しそうに過ごしていましたよ。

花言葉、やっぱり旦那さんとの思い出だったんだね

控えめに言って最高でした。
ストーリーを聞いてただけでも泣くくらいなのに、それを歌詞にして、イラストにして見せてもらい涙腺の崩壊は止めることが出来ませんでした。しかもその歌詞に対しての歌声も合ってるし綺麗で歌だけでも最高でした。
ありがとうございました。

しばちゃんの誕生日に悪魔のゴトー…じゃなかった、あくまのゴートさんが
百合犬限界レトリバーって歌ってたのが割と真実だったとはなあ
しほさん旦那さまが飼ってくだすった洋犬がガチでレトリバーじゃん

旦那様が埋めてた箱の中に入ってた絵本は寝る前の読み聞かせに使ってたもので、草が乾燥した奴はスターチスだったのか…