一青窈「ハナミズキ」をアカペラで熱唱「命ある限り歌いたい」 『HEROs AWARD 2023』

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Published 2023-12-18
日本財団が推進する『HEROs AWARD 2023』の表彰式が18日、都内で開催された。アーティスト部門を歌手の一青窈が受賞し、出席した。

 『HEROs AWARD』は、社会のため、地域のため、子どもたちの未来のため、競技場の外でもスポーツマンシップを発揮している多くのアスリートたちを称え、支えていくためのアワード。この日は、受賞者のほか、加藤未唯、寺田明日香、小塚崇彦、清水希容、五郎丸歩、清宮幸太郎、池田信太郎、羽根田卓也、工藤公康、中田英寿ら豪華なアスリートたちも参加した。

 一青は、自身が中心となって、音楽を聴くことが困難な環境にある人に歌を届けることを目的に始まったプロジェクト『GIGI PROJECT』を行っている。病院でのチャリティライブを、デビューする前の19歳のときから行ってきた。そのきっかけは、一青の母が末期の胃がんのときに、友人とミュージカルを観に行ったこと。そのミュージカルは、どんな抗がん剤治療よりも母を元気づけた。

「人を元気にする歌がうたいたい!」。友人の子どもが小児病棟に入院していれば、病棟をつなぐロビーでパーカッションと、ウッドベースとギターで。 知り合いの母が闘病していれば談話室で10数人に生声とアコースティックギターで。親戚が看護師として働いていた病院のホールでは、外来の患者さんも自由に聴けるシークレットライブを。車いす利用者の人とバンドを組んで、全国のケアホームや介護施設でもライブイベントを行ってきた。

 表彰式では、「もらい泣き」「ハナミズキ」の2曲を披露。その後、トロフィーをもらうと笑顔を見せた。一青は「緊張しました」と照れながらも「こうやって皆さんの前で歌うことも、たった1人ために歌うことも変わらない気持ちでやっている。それが届いたということが認められて、とてもうれしいです」と笑顔を見せた。

「コロナ禍では、なかなか病院でライブをやることがかなわなかった。児童養護施設で歌うことが多くなったので、また違う虐待のことだとかも知るきっかけになった」と振り返ると「歌を聞いて喜んでもらえるなら命ある限り歌いたい」と宣言。直後に「なんか、すごく演歌っぽくなりましたね」とはにかんでいた。

■『HEROs AWARD 2023』
アスリート部門:荒井“daze”善正(スノーボード)、和田毅(野球)、伊藤華英(競泳)
スポーツ団体部門:北海道日本ハムファイターズ(野球)
企業部門:アディダスジャパン
アーティスト部門:一青窈

#一青窈 #ハナミズキ

All Comments (4)
  • @user-de2pe1yd1j
    素敵ですね😊歌詞が好きでカラオケでは必ず歌います。鎮魂歌として、色々と意味を考えながら聴いています。